すりゴマ・ドットコム

No Google, No Life. ITに絡むことすべてを話題にします。あ、自転車と読書についてもたまにね。

【便利!】Google日本語入力の辞書データをクラウドで同期すると捗るよ!

すりゴマです。
今日もいい感じにすり潰していきますね。

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photo by micheleart

昨日のGoogle日本語入力モールスバージョンのネタエントリーに続きまして、Google日本語入力の真面目なエントリーですw


すりゴマはGoogle日本語入力に日々大変お世話になっています。

ご存知の方も多いと思いますが、実はGoogle日本語入力の開発版では、「辞書の同期」が実装されてまして、すりゴマも正式版にいつ搭載されるのかwktkしながら、今か今かと待つこと1年が経過。。。

Google 日本語入力開発版の同期機能廃止について - Google Japan Developer Relations Blog

えっ?

「よりよくしようと」

中の人はブログでこのように仰っております。

さて、以前のブログでもお知らせしておりましたとおり Google 日本語入力開発版における同期機能を廃止いたします。現在のところ 12 月 9 日の廃止を予定しております。同期対象の辞書のデータは以下のいずれかの方法で保存できます。
手元にある同期対象の辞書は、廃止後も削除されずそのままご利用いただけます。
ユーザー辞書のエクスポート機能を使って、明示的にデータをバックアップすることも可能です。

これからも、Google 日本語入力をよりよくしようと、チーム一同で開発を進めていきます。お気づきの点がありましたら、ぜひプロダクト フォーラムからお知らせください。みなさんのフィードバックがなによりの励みになります。

  • Google Developer Relations Japan Blogより引用


すりゴマの少ない脳みそでは、

同期機能の廃止 = よりよくする

という文脈がどうやっても理解できないんですが。。。
(´・ω・`)

ならば自力で解決を!

「より良くする」方向性がまったくもって見えませんので、自助努力で何とかします。


要は、辞書データが共有できればいいので、Dropboxに辞書データを突っ込んでしまえばいいわけですね。
(・∀・)

クラウド同期の基本

クラウドで何かを同期するときの基本的なやり方は、

  1. 対象ファイルをクラウドのフォルダに移動
  2. 必要な場所にシンボリックリンクを貼る

というのが原則です。


ということで、早速これに基づいて、Google日本語入力の辞書データをクラウド同期してみたいと思います。

※1 Macで説明しますがWinでもやることは一緒です。
※2 Dropboxじゃなくても出来ますので、他のクラウド使ってる人は置き換えて読んでください。

辞書データをDropboxへコピー

まず、対象ファイルとなるGoogle日本語入力の辞書データは「ライブラリ」の中にあります。

ライブラリ/Application Support/Google/JapaneseInput

このJapaneseInputフォルダごと、Dropboxの任意のフォルダへコピーします。

(例) /Users/surigoma/Dropbox/Google など


コピーしたら、一応入力モードをGoogle日本語入力以外のもの(ことえりなど)に切り替えておきましょう。


切り替えたら、元の辞書データをフォルダごと(ライブラリ/Application Support/Google/JapaneseInput)削除します。

シンボリックリンクの作成

Dropboxの方にコピーした「JapaneseInputフォルダ」のシンボリックリンクを作成します。

ターミナルを開いて、

ln -s Dropboxにコピーした辞書データフォルダのパス(実際の辞書データの場所) 元々の辞書データフォルダのパス(シンボリックリンクを置く場所)

でシンボリックリンクを作成します。


(例)

ln -s /Users/surigoma/Dropbox/Google/JapaneseInput /Users/surigoma/Library/Application Support/Google/JapaneseInput


なお、リンクさせるフォルダのパスは、Finderからそのフォルダをドラッグ&ドロップすれば自動で入力されますので、いちいちパスをコピペしなくても大丈夫です。
(・∀・)


これでGoogle日本語入力の辞書データのクラウド同期化は完了です!
\(^o^)/


※「SymbolicLinker」等のアプリを使ってもシンボリックリンクはつくれますので、それでやっても構いません。
結果として、「JapaneseInput」というシンボリックリンクが、元々の辞書データのある場所(ライブラリ/Application Support/Google/〜)にできればいいわけです。

1台でもよし。複数台でもよし。

すりゴマは、Win機でもGoogle日本語入力を使っていますので、そちらでも辞書データのある、

C:\Users\自分のアカウント\AppData\LocalLow\Google\Google Japanese Input

のディレクトリをシンボリックリンクにして、Dropbox上の辞書データと同期させています。

このように複数のマシンで辞書データを同期したい場合には、とても便利ですね!


ただ、1台のマシンでも、このようにクラウドにデータを置くようにしておけば、クリーンインストールなど初期化した際に辞書がすぐに復元できますので、メリットはあると思います!
(・∀・)



以上、Google日本語入力の辞書データのクラウド同期の方法をご紹介しました!

【追記】
シンボリックリンクのコマンドの後のパスの表記が違っていたので訂正いたしました。


今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お時間がよろしければ、他の記事も読んでいってください。
ヽ(´ー`)ノ